静浜基地航空祭2018

静浜基地航空祭 2018_5

今年は「基地開庁60周年、焼津市・大井川町合併10周年」の記念航空祭として5月20日に開催されました。

特に、今回は近隣地域への感謝をこめて地元の特産物を販売するエリアなども増設しました。
正午近くには、航空自衛隊の定番料理「空自空上げ(からあげ)」が来場者にふるまわれ、
地元食材の「鰹節」味と「桜えび」味の「空上げ」を楽しんでいました。

ここで「空自空上げ」の説明です。

航空自衛隊では、隊員の「食」に対する意識と関心の向上、生活習慣病の予防、及び改善、
健康の増進のため、平成27年度から「航空自衛隊食育の日」を設け、食育の推進に取り組んでいます。

その中で「全国の各基地等で入手可能」「比較的安価な食材」「大量調理が可能」「隊員の嗜好に合致」していることから「航空自衛隊全体でより上を目指す(向上心)」という意味を込めた「空上げ(からあげ)」を航空自衛隊の定番料理(食文化)として採用しました。
平成30年度から正式に全国の航空自衛隊の基地、及び分屯基地の統一献立として、「空上げ」が月末の最終金曜日に「空自空上げの日」として提供されることになりました。

ここ静浜基地の「空上げ」コンセプトは、
・60年間の地元からの基地への支援に対する感謝の意を込めて、地元の食材を活かした「空上げ(からあげ)」を通じて「空自空上げ」のコンセプトである「より上を目指す」。
・「静浜空上げ」のレシピを地元の皆様へ提供し、自由にアレンジ、普及して頂き、焼津の名物となるように地元に貢献したい。
・静浜基地に勤務する隊員に地元食材を通じて「食」に対する意識と関心を高め、地元との繋がりを再認識させる。

基地では、平成29年4月から地元食材を取り入れた唐揚げの研究を開始、試行錯誤の結果、焼津市特産の「かつお節」・「桜えび」の2種に決定しました。
なお、レシピは静浜基地HP上で紹介しています。

さて、航空祭ですが…。
午前8時開門、10時にエプロンエリアを開場しました。
開門時は、空一面を暗くて低い雲が覆っていましたが、フライトプログラムが開始される頃には天候も回復して、青空が見えるようになりました。

フライトは、10時45分からプログラム通りに進みました。

・10:45~10:55
F-15J×2機(小松基地所属)による編隊航過飛行…3回フライパス。

・11:05~11:10
KC-767×1機(小牧基地所属)による航過飛行…2回フライパス。

・11:20~11:25
RF-4×2機(百里基地所属)による航過飛行…1回フライパス。

・11:40~11:55
T-4×2機(浜松基地所属)による展示飛行。

・12:00~12:15
F-2×1機(岐阜基地所属)による展示飛行。

・12:20~12:30
県警ヘリによる機動飛行。

・12:35~13:05
T-7×7機による多数機編隊航過飛行…2回フライパス。

・13:10~13:40
T-4ブルーインパルス…静岡空港のトラフィックにより、演目を減らして実施。

一方、地上展示 は以下の5機種でした。

・小牧基地所属のUH-60、及びU-125

・入間基地所属のCH-47

・明野駐屯地所属のUH-1

・海上自衛隊館山基地所属のSH-60

なお、来場者は約3万人でした。

(CRAZY KATO)

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写真提供:第11飛行教育団 司令部総務部渉外室広報係(上記写真4点)

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Photo:CRAZY KATO