<速報>百里基地〈The 30th〉航空祭

今年は10月25日(日)に開催されましたが、築城基地、岐阜基地と開催日が重なりました。また、ブルーインパルスが築城基地航空祭に参加したので、例年に比べて来場者が少ないとの予想もありましたが、結果的には晴天にも恵まれ、大勢の方が早朝から足を運びました。
【当日の来場者数:48,600名(主催者発表)】

フライトプログラムは、T-4の航過飛行が終了した08:30、まず編隊飛行のため、第302飛行隊のF-4EJ改×2、第305飛行隊のF-15J×2、第501偵察飛行隊のRF-4×2、がテイクオフ。
また、百里救難隊のU-125AとUH-60Jも編隊航過飛行のためテイクオフしました。

続けて、08:50から第305飛行隊のF-15J×2による機動飛行が行われました。
皆さんも良くご存知の通り、この第305飛行隊は2016年度中に、新田原基地のF-4部隊である第301飛行隊と入れ替えの予定です。
よって、第305飛行隊にとっては、今回が最後の百里基地航空祭となります。

この後、09:30から10:00までの間に、さきほどテイクオフした6機で、編隊飛行による航過飛行を隊形を変えて2回実施しました。
また、U-125AとUH-60Jが編隊航過飛行を行いましたが、最高速度のUH-60Jと、失速ギリギリの速度のUH-125Aとが編隊を組んでの航過飛行は見ものでした。

そして、10:00から10:45まで、百里救難隊の捜索救難展示です。
先月発生した鬼怒川の堤防決壊による住民の救出活動においても4機のヘリを派遣して、日頃の厳しい訓練の成果を大いに発揮しました。

続いてのフライトプログラムは、10:45から11:20まで、第302飛行隊のF-4EJ改×2のデモスクランブルからの空対地射爆撃です。
スクランブル発動のベルと同時に、パイロットと整備員が一斉に機体に駆け寄ります。全員が手際良く作業を進め、短時間で機体をタキシーウェイに送り出しました。
スクランブル発進後は、空対地射爆撃に移行。2機が代わる代わる実施しました。

そして、午前中最後のプログラムは、11:25から11:50まで、第501偵察飛行隊のRF-4×2による戦術偵察飛行です。相変わらず、迫力のあるフライトを見せてくれました。

午後からのフライトプログラムは、まず13:30から13:50まで、第302飛行隊のF-4EJ改×2によるデモフライトです。
最初のテイクオフから、ファントムの重厚な爆音が百里基地全体を包み込んでいましたが、途中、マイナートラブルの発生により2機とも着陸しました。

そして、本日最後のフライトプログラムは、14:00から14:30まで、再度、第305飛行隊のF-15J×2による機動飛行です。
時折、少し西に傾いた太陽を機体に反射させながらのフライトでしたが、何処となく寂し気に感じたのは私だけでしょうか…。

(CRAZY KATO)

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