《速報》令和元年 航空祭 in KOMATSU

今年は、9月16日(月・祝)に開催されました。
今回もシャトルバス運行前の早朝から多くの人が各ゲートに大行列を作り、当初の開門予定よりも1時間前倒しした6時45分に開門されました。
天気も快晴で、絶好の航空祭日和となりました。
また今回の航空祭は、「ブルーインパルス、米軍F-16、そして陸上自衛隊の戦車・榴弾砲が揃った、他の基地では見られない航空祭となった」(基地広報担当者)とのことです。

エプロンに面した3つの格納庫では、それぞれ工夫を凝らしたイベントが催され、大いに賑わっていました。
一方、飛行展示では今年も千歳基地、松島基地、三沢基地の航空祭に参加している「F-16デモチーム」が機体性能をフルに引き出したパフォーマンスを披露し、来場者の喝采を浴びていました。
また、陸上自衛隊、第10師団所属の74式戦車、155ミリ榴弾砲FH-70は、それぞれ空砲を発砲。航空自衛隊の航空祭では見ることが出来ない貴重な訓練展示でした。

そして、ブルーインパルスは、今年度の航空祭では初めて6機によるフライトとなりました。
テイクオフ後、第1区分でスタートしましたが、途中から基地周辺を低い雲が覆ったため第4区分に変更されました。
ともあれ、千歳基地航空祭では2機。松島基地航空祭では3機。
そして、三沢基地航空祭では4機でのフライトに終わったことに比べれば、6機でのフライトが実施出来たことは大変嬉しいことです。

「T-4」は、今年4月にエンジントラブルが発覚した関係で、防衛省が航空自衛隊が保有する全ての「T-4」に対して、不具合を修正するまで飛行停止にしたことを発表。
また、ブルーインパルスについても当面の間、飛行中止が発表されていました。
エンジンの修正が終了し、6機での訓練を経たのち、この「令和元年 航空祭 in KOMATSU」で完全に復活するに至りました。

以下、フライトなどは事前に発表されたプログラム通りに順調に進められました。

08:05~08:20
・オープニングフライト…F-15J×4機。(第303飛行隊、2機+第306飛行隊、2機)

08:45~09:00
・機動飛行…F-15J×2機。(第303飛行隊)

09:05~09:20
・機動飛行展示…F-16CJ×1機。(PACAF Viper Demo Team)

09:35~09:55
・救難展示…U-125A×1機、UH-60J×1機。(小松救難隊)

10:00~10:50
・飛行教導群機動飛行&大編隊飛行…F-15DJ×2機。
(飛行教導群)& F15J×2機、F-15DJ×1機。(第303飛行隊)+ F15J×2機、F-15DJ×1機。(第306飛行隊)

10:50~11:00
・陸自訓練展示…74式戦車×1台、155ミリ榴弾砲FH-70×1門(陸上自衛隊、第10師団所属)

11:00~11:15
・飛行展示、VADS模擬対空射撃…F-4E×1機、F-2A×1機。(岐阜基地、飛行開発実験団)

12:00~12:15
・グライダー…1機。(日本学生航空連盟)

12:35~13:40
・ブルーインパルス…T-4×6機。(松島基地 第4航空団)

地上展示機は、
航空自衛隊のF-4EJ、RF-4、F-15J、F-2Aなどの戦闘機を始め、U-4、C-2など様々な航空機やヘリコプターを展示。
また米軍からF-16CJが展示されました。

ちなみに、来場者は約12万9千人(航空自衛隊小松基地発表)とのことでした。

(CRAZY KATO)