岐阜基地航空祭2024 ~その1~

航空自衛隊 岐阜基地航空祭2024

令和6年11月17日(日)、航空自衛隊岐阜基地において航空祭が開催された。
今年は、約6万5千人の来場者(同基地広報発表)で賑わった。

航空自衛隊岐阜基地は岐阜県各務原市に立地し、北陸・東海・近畿の2府10県を代表する航空自衛隊の拠点である。日本国内に現存する飛行場の中で、最も古い歴史がある。
岐阜基地には補給本部隷下の第2補給処、航空開発実験団隷下の飛行開発実験団(ADTW)、中部航空方面隊隷下の中部高射群、航空支援集団隷下の航空保安管制群 岐阜管制隊、航空気象群 岐阜気象隊。
防衛大臣の直轄部隊である航空警務隊 岐阜地方警務隊、防衛装備庁 岐阜試験場、近畿中部防衛局東海防衛支局 岐阜防衛事務所、自衛隊の共同機関である自衛隊協力本部 岐阜基地分室など多数の部隊等が所在している。

特に、航空自衛隊で運用する航空機等の装備品に関する試験を実施する飛行開発実験団を擁していることから、この岐阜基地には航空自衛隊が運用する機種の大部分が配備されている。
ただし、最新のステルス戦闘機であるF-35Aは配備されていない。

また、岐阜基地内東側端のエリアを岐阜県警察航空隊が県警航空隊・防災ヘリの基地としている。


※出典:航空自衛隊岐阜基地X(@JASDF_GIFUAB)」


※出典:航空自衛隊岐阜基地X(@JASDF_GIFUAB)」

会場案内図・プログラム


※出典:航空自衛隊岐阜基地X(@JASDF_GIFUAB)」

開門前の基地内

開場直後のエプロン(北会場)

天候偵察(飛実団・T-4)

オープニングセレモニー

午前8時30分よりオープニングセレモニーが開始された。
飛行開発実験団の所属機であるT-7初等練習機、F-2A戦闘機、F-15J戦闘機、C-2輸送機、そしてC-1FTB輸送機がオープニングセレモニーが実施される会場エリアにタキシングしながら進入。 C-1FTB輸送機から降りた山本基地司令と3名の一日基地司令による任命式等が行われた。

展示飛行

小編隊・機動飛行①(飛実団・T-4/F-2/F-15)
展示飛行プログラムは、飛行開発実験団のT-4、F-2、F-15による小編隊・機動飛行から開始された。

空中給油デモ(404飛行隊・KC-767)

KC-767は、米国ボーイング社製の旅客機B767-200ERを改造した空中給油・輸送機。 空中給油機としては世界初の遠隔視認装置を採用し、機体底部の5台のカメラを使い操縦席後部に位置する操作卓で給油口から伸びる約6mのパイプの位置を確認しながら戦闘機への給油ができる。世界に8機しかない貴重な機体ともいえる。

救難展示(小松救難隊・UH-60J)

救難展示は、小松救難隊のUH-60Jヘリコプターが行った。
実任務では、UH-60Jヘリコプターにパイロット2名、機上整備員1名、救難員2名が搭乗している。