百里基地航空祭2024 ~その1~

航空自衛隊 百里基地航空祭2024

令和6年12月8日(日)、航空自衛隊百里基地において航空祭が開催された。
今年は、約6万5千人の来場者(同基地広報発表)で賑わった。

百里基地は、首都圏に所在する唯一の戦闘航空団である第7航空団を擁する基地であり、1千数百名の隊員が24時間365日、不断の警戒態勢にあたるとともに、日夜、錬成訓練に励んでいる。

また、災害発生時には人命救助や航空輸送等、様々な活動を行う。

国民、そして地域の皆様の期待と信頼に応えるべく、隊員一人ひとりが、その使命を自覚し、誇りをもって任務・職務にあたっている。

百里基地は、霞ヶ浦の北に位置しており東京からは約80kmの距離にある。基地の面積は約138万坪あり、2,700mの滑走路を2本有する百里飛行場を運用し、維持・管理をしている。

また、基地の西側には茨城空港のターミナルが隣接しており、百里飛行場を共用している。

百里基地には、前述の通り中部航空方面隊隷下の第7航空団が置かれている。司令部の他、飛行群、整備補給群、基地業務群から構成される百里基地で最大の部隊である。第7航空団司令が百里基地司令を兼ねている。

また下記の通り各部隊が置かれている。

中部航空施設隊第3作業隊は、中部航空方面隊隷下の航空施設隊に所属する施設部隊である。

中部航空方面隊管内などの土木工事、技術指導や除雪等を行うとともに、災害発生時には道路啓開(陸路の障害物、危険物などを取り除いて進行を可能にすること)にもあたる。

百里救難隊は、航空救難団隷下の救難部隊である。U-125A及びUH-60Jを運用し、自衛隊航空機の航空救難を任務とするほか、災害発生時には人命救助等にもあたる。

基地警備教導隊は、航空戦術教導団隷下の教導部隊である。航空自衛隊の各基地を巡回し、基地の特性を踏まえた基地警備要領を教導するとともに、基地警備に係る調査及び研究を行う。

また、国内外での米空軍との共同訓練に参加している。

百里管制隊は、航空保安管制群隷下の管制部隊である。管制塔やレーダー管制施設において、百里飛行場及び百里進入管制区の航空交通管制業務を任務とするとともに、無線機やレーダー等の保守整備にもあたっている。また、自衛隊機だけでなく、茨城空港ターミナルを発着する民航機等の航空管制も行っている。

移動管制隊は、航空保安管制群隷下の管制部隊である。航空自衛隊の各飛行場に設置された各種航空保安施設に整備所要や故障等が発生した場合に、現地に機動展開し機能代替を行う。

百里気象隊は、航空気象群隷下の気象部隊である。気象観測や予報等の業務を毎日24時間行い、基地に所在する飛行部隊に対して気象情報を提供することを任務としている。

この他、百里基地には百里地方警務隊、茨城地方協力本部百里分駐所も所在している。

※「出典:航空自衛隊百里基地HP (mod.go.jp/asdf/hyakuri/)」


※「出典:航空自衛隊百里基地X(@jasdf_hyakuri)」


※「出典:航空自衛隊百里基地X(@jasdf_hyakuri)」


※「出典:航空自衛隊百里基地X(@jasdf_hyakuri)」


※「出典:航空自衛隊百里基地X(@jasdf_hyakuri)」

飛行展示

航過飛行〈オープニングフライト〉 (UH-60J、U-125A、T-4、F-2)

飛行展示は、百里救難隊のUH-60J救難ヘリコプター、U-125A救難捜索機。
第7航空団 第3飛行隊のT-4中等練習機、F-2A/B戦闘機による航過飛行で幕を上げた。

航過飛行を終えた第3飛行隊のパイロット。