令和7年度 小松基地航空祭 ~その1~

令和7年度 小松基地航空祭

令和7年10月5日(日)、航空自衛隊小松基地において航空祭が開催された。
今年は早朝から雨天となり、雨中の航空祭となったが約5万5千人の来場者(同基地広報発表)で賑わった。
今年の航空祭は能登へのエールと復興への思いを込めて、「RESTORATION~繋ぐ。そして共に」がテーマに掲げられた。

今回、航空祭デビューとなる第303飛行隊のF-35A戦闘機には、当日の機動飛行に大きな期待が寄せられていた。しかしながら前段の機動飛行は悪天候により離着陸のみに変更され、後段の機動飛行でなんとか性能の一旦を見せることができた。

今年の航空祭は、飛行展示の中止を含めて内容変更を余儀なくされたプロクラムが多くあり、航空ファンにとっては不完全燃焼の「小松基地航空祭」となったのは想像に難くない。

航空自衛隊小松基地は、石川県小松市に所在している。第6航空団が置かれ、隷下にF-15J戦闘機を運用する第303飛行隊と第306飛行隊の2個の戦闘機部隊が配備されている。
そして、今年の4月1日に第303飛行隊にF-35A戦闘機の配備が開始された。
このF-35A戦闘機の小松基地への配備は、三沢基地に続き2番目となる。
小松基地へは令和7年度中に4機のF-35A戦闘機が追加配備される予定である。

第6航空団は日本海側で唯一の戦闘機部隊として、我が国の領域と国民の平和な暮らしを守るため、日夜、対領空侵犯措置任務に就いている。

また、小松基地には前述の第6航空団の他に、航空戦術教導団隷下の飛行教導群、中部航空施設隊隷下の第2作業隊、航空救難団隷下の小松救難隊、航空保安管制群隷下の小松管制隊、航空気象群隷下の小松気象隊がある。

オープニングセレモニー

小松基地司令の野村信一空将補が「小松基地航空祭2025」の開催を宣言した。

飛行展示

〈オープニングフライト〉 (小松基地所属機による大編隊)

第303飛行隊、第306飛行隊、そして飛行教導群の所属機による大編隊飛行が予定されていたが、天候不良のため中止となった。

〈救難展示〉(小松救難隊)

UH-60J救難ヘリコプターによる救難展示が行われた。
また、さまざまなホバリング操作でUH-60J救難ヘリコプターを巧みに操り、日頃の訓練の成果の一旦を披露した。

〈F-2機動飛行〉(飛行開発実験団)

天候不良のため中止となった。

〈ピットファイヤ〉(消防小隊)

施設隊消防小隊が「ピットファイヤ訓練」の一部を披露した。

〈爆発物処理展示〉(不発弾処理要員)

第6航空団の「不発弾処理要員(EOD:Explosive Ordnance Disposal)=爆発物処理」が、爆発物(風船爆弾)の処理過程を披露した。

〈滑走路被害復旧展示〉(中部航空施設隊 第2作業隊)

中部航空施設隊第2作業隊が爆弾の爆発等で損傷した滑走路を修復する作業の一部を披露した。

〈スクランブル発進~機動飛行〉(第306飛行隊)

第306飛行隊のF-15J戦闘機×2機によるスクランブル発進のデモが行われた。
なお、予定されていた機動飛行は、残念ながら天候不良のため中止された。

〈再発進準備〉(兵器搭載等デモ)

整備補給群装備隊武器小隊所属の武器弾薬員が、空中での戦闘を終えて着陸したF-15J戦闘機に対し、ミサイルを搭載し再び戦闘に向かう準備を整える「再発進準備」と呼ばれる作業を披露した。

〈機動飛行〉(AGR飛行教導群)

飛行教導群のF-15DJ戦闘機×2機による機動飛行が予定されていたが、悪天候のためローパスに変更された。

〈F-15・F-35機動飛行〉(第303飛行隊)前段

小松基地航空祭に初見参となる第303飛行隊のF-35A戦闘機×2機とF-15J戦闘機×2機による機動飛行が予定されていたが、悪天候のため離着陸のみに変更された。

〈F-15・F-35機動飛行〉(第303飛行隊)後段

第303飛行隊のF-35A戦闘機×1機とF-15J戦闘機×1機による機動飛行。今回の飛行展示プログラムの中で唯一、機動飛行が行われた。
残念ながら途中で天候の悪化により、プログラムの内容変更を余儀なくされた。