※「出典:航空自衛隊小松基地X(@JasdfKomatsu)
令和6年9月23日(月)、航空自衛隊小松基地において航空祭が開催された。今年は、約8万2千人の来場者(同基地広報発表)で賑わった。
●会場案内図
※「出典:航空自衛隊小松基地X(@JasdfKomatsu)」
※「出典:航空自衛隊小松基地X(@JasdfKomatsu)」
※「出典:航空自衛隊小松基地X(@JasdfKomatsu)」
●プログラム
※「出典:航空自衛隊小松基地X(@JasdfKomatsu)」
小松基地は、日本海側唯一の戦闘機部隊が所在する航空自衛隊の基地であり、1961年(昭和36年)に開設された。
小松基地と日本海を隔てた諸外国との距離は想像以上に近く、航空機では約一時間で到達出来る。近年、中国と共に活発な活動が危惧される周辺国と対峙している最前線の基地であり、小松基地の果たす役割の大きさは以前にも増していることをご理解いただけるだろう。
●小松基地司令の挨拶
小松基地航空祭の開催に先立ち、前日の9月22日(日)に小松基地司令からの「お知らせ」が発表された。
「この度の能登地方大雨により被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
小松基地は、能登地方災害派遣のため人員の派遣及び支援物資輸送の拠点としての態勢を維持しております。令和6年度小松基地航空祭は、この度の能登地方大雨被害に係る災害派遣実施中のため規模及び内容を変更して開催いたします。
本航空祭につきましては、令和6年能登半島地震被害からの復興祈念をテーマの一つに掲げています。その思いに変わりはなく令和6年能登半島地震及び能登地方大雨の被害地の方々と寄り添い、ともに歩んでいきたいと考えております。皆様のご理解のほどお願い申し上げます。
皆様のご来場を心より楽しみにしております。」
令和6年9月22日
航空自衛隊 小松基地司令
空将補 村上 博啓
※「出典:航空自衛隊小松基地(mod.go.jp/asdf/komatsu」
●航空祭当日
フライト・プログラムは、機動飛行展示を航過飛行展示に変更して実施された。
●オープニングフライト
小雨の残る中、令和6年度小松基地航空祭が開始された。
航空祭の前日に小松基地司令の「お知らせ」にあった通り、小松基地は現在も能登地方災害派遣の拠点としての態勢を維持しており、航空祭の合間に陸上自衛隊のヘリコプター等が実任務で離着陸を行う場面が見られた。
オープニング・フライトに続き、フライト・プログラムが実施された。
午後からのフライト・プログラムは、ブルーインパルスから開始された。
一方、航空機の地上展示機は、地元である小松基地第6航空団のF-15戦闘機の他、三沢基地第3航空団のF-35A戦闘機、百里基地第7航空団のF-2A戦闘機などが展示された。
また、地上展示イベントでは「兵装デモ展示(ミサイル搭載)」、「F-15作動展示」、「車両展示(防空装備・施設車両)」、「災害派遣展示」、「警備犬展示」などが実施された。
ステージイベントでは「基地太鼓演奏」、「小松大谷高校チアリーディング部」、「ほくりくアイドル部」、「中部航空音楽隊演奏」が行われた。
その他基地内イベントでは「管制塔特別見学会」、「天気教室」、「F-15フォトスポット」、「キッズパイロット」、「ぬって!つくって!みんなの飛行機」、「落下傘装着体験」などが行われた。
全てのプログラムが終了し、来場者が帰路へ着く道すがら、隊員が空き缶とペットボトルの回収を行っていた。
隊員の皆さん、今日一日お疲れさまでした。