アメリカ、ネバダ州ネリス空軍基地において、11月8日(土)と9日(日)の2日間に開催されました。
今年の注目は、何と云っても「F-35A ライトニング ㈼」の初参加です。
現在、航空自衛隊に配備されている「F-15J イーグル」の後継機として、導入が決定している第5世代の新型戦闘機です。予定では、平成29年度中に三沢基地に配備される見通しです。
さて、今年のネリスですが、フライトプログラムでは、例年通り第二次大戦機や朝鮮戦争時代のオールドタイマーのフライトや、ネリス空軍基地所属機による空対空デモ、空対地デモ、捜索救難デモ等が実施されました。
そして、サンダーバーズによるパフォーマンスで、エアショーシーズンの最後を締めました。
Flying Demonstration
・Legacy Bomber with a B-25 Mitchell,
AT-6 Texan and C-45 Expeditor.
・CJ-6 Yak.
・Zero.
・Korean Conflict Reenactment with
MiG-15,T-33 Shooting Star,2×P-51
Mustangs,F4U Corsair,F8F Bearcat,
T-6 Texan.
・F-86 Sabre.
・L-39 Albatross.
・Air to Air Demonstration with 2×F-15E
Eagles,2×F-16 Fighting Falcons.
・Air to Ground Demonstration with A-10
Thunderbolt,F-15E Eagles,HH-60 Pave
Hawk,and ground forces.
・F-22 Raptor demonstration.
・Heritage Flight F-22 Raptor,3×F-86
Sabre.
・Thunderbirds performance.
まず、オープニングフライトで、国家斉唱に合わせて、F-22AとF-35Aがフライト。
F-35Aのフライトはこれだけでしたが、今回最も注目されたことは間違いないでしょう。
なお、F-22AとF-35Aは、それぞれ別の機体が地上展示されていました。
続けてのフライトは、第二次大戦機と朝鮮戦争時代のジェット戦闘機です。B-25、P-51 ムスタング、F4Uコルセア、そして零戦。
また、ミグ15、航空自衛隊でも活躍したF-86セイバーなど、普通ならば博物館行きの古い機体が、元気に飛び回ります。これぞアメリカのエアショーですね。会場を大いに盛り上げていました。
そして空対空デモでは、敵役になった「64th Aggressor Squadron」所属のF-16をF-15Eがアフターバーナー全開でチェイス、迫力満点のフライトを披露しました。
F-22A ラプターデモチームのフライトは、観るたびに新たな驚きを発見します。とてもアフターバーナー全開でフライトしている戦闘機とは思えない、様々な機動を行います。その一つ一つが感動的です。何回観ても飽きることのないデモフライトです。
さあ、最後はサンダーバーズのパフォーマンスです。相変わらずのエキサイティングなフライトで我々を魅了してくれました。
ここネリス空軍基地は、サンダーバーズのホームベースです。今回のフライトが今シーズンのラストになります。
(CRAZY KATO)